詩人になりたかった僕たちへ

詩とは、こころの涙なのでしょうか。

つよがり

つまらない嘘つく 唇に
ひとつの嘘も 浮かばない
そろそろ愛想尽かされちゃうの
ありったけ
覚悟だの つよがって

きみに涙は見せないじゃん
夕陽が横顔に色を塗るよ
おどろいた顔も多分不出来で
何でもないみたいに見えてるの

あの時のチャンス なんで なんで
どれだけ願った偶然だろう
笑顔とかつくるより余程
いいかと思っていただけよ

神様がくれたあらゆる方法で
連絡だって取れるのに
こころに住んでるきみとの距離が
どうして
一番遠いんだろう















松井絆