詩人になりたかった僕たちへ

詩とは、こころの涙なのでしょうか。

しんがり

僕がしんがりをつとめよう
キミがさびしくないように
小さな炎灯してさ
キミがこわがらないように

この先何があるかなんてね
分からないね、いつもそうだね
良いも悪いも判らなくなるよ
ただ涙は流れるし
ただこの胸は苦しみで満ちて

こわがってるのは僕なんだ
さびしいのも、悲しいのも
悔しいのも怒ってるのも
愛してるのも愛されたいの

だから僕がしんがりをつとめよう
さびしんがりの僕だから



松井絆